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SE・ジャパンには、もうひとつの強みがある。
それは強み、というよりも凄み、と表現したほうが適切かもしれない。
その凄みは経営者としてのS,Tの手腕による。
一言でいうならそれは「常識をくつがえす経営」であり、S,TとSEは創業以来つねに、常識をくつがえし続けて伸びてきた企業といえる。
SEがくつがえした常識は、ひとつは社会の常識であり、もうひとつは経営というより経済の常識だ。
もちろん、ここでいう常識というのは、人々がそれで当たり前だと思い込んできた慣習や慣行であり、SEが成し遂げてきたのは、一言でいえば、彼らのいう「業務改革」でしかない。
より効率よく、消費者ニーズに合わせた経営をつねに行なうことつねに常識をくつがえしてきた経営の秘密サウスランド社のノウハウが通用しない現実のビジネスの側面では、それこそ、途方もないトライアンドエラーを重ねながら具体的な方法論を積み重ねていったのだ。
SEという企業の強み、それはサウスランド社のノウハウを日本社会で具体化していくノウハウの蓄積に凝縮されているのだ。
それはもはや当たり前の常識でしかない。
だがそれを本当に成し遂げている企業がいったい、いくつあるだろうか。
SEは、日本で数少ない当たり前のことを成し遂げた企業なのだ。
たとえば別時間営業。
消費者にとってはこれほど便利なことはないだろう。
ある意味で安心ですらある。
だが日本の多くの小売店、多くの企業はSEができるまで「別時間営業はコストに合わない」といってやってこなかった。
本当にコストに合わなかったのか。
SEはあっさりとその「コストに合わない」叫時間営業を成し遂げ、そればかりか追随するコンビニや、他業種ではあるがファミリーレストランやファストフードの店までが、次々に別時間営業を始めている。
これまで日本の小売り業者は、コストに合わないのではなく、コストに合うやり方を考えることができなかった。
あるいは、コストに合うやり方を考えつけなかっただけなのだ。
SEはその方法をアメリカから学び、日本の社会に合うやり方を考え抜いて実行した。
それがSEの圧倒的な強み、凄みの核にある。
同様に、店と本部をつなぐISDN網による売り上げチェック、オンライン発注もSEが先鞭をつけた。
1日3回の弁当の配送も、メーカーを取り込んだ共同開発のしくみも、問屋の機能を根本的に変えた共同配送のコンセプトも、SEが実行し、根付かせ、そして日本の流通業の常識を変えてきたものだ。
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