- デザイン会社一年目
- メリルの後輩で彼女と行動を共にする。小柄なメリルとは対照的に大柄で、非殺傷性の大口径・大型スタンガン(一般的にイメージされる電撃護身具ではなく、十字型に展開する「空飛ぶ金属棍棒」を発射する銃)での中長距離攻撃を得意として、またこの重量級火器を英語研修 で軽々と扱う怪力の持ち主である。反面、顔付きや性格はとても女の子らしく、子供好きで他人思い。大家族の末っ子で、旅先では甥っ子姪っ子に送る手紙を「月刊ミリィちゃん」と称して綴っている。天然で少々図太く、暢気過ぎる所もある。 アニメではウルフウッドと阿吽の呼吸で即興漫才を展開し、また彼の死の直前には一夜を共にして、想いを通じ合っている(それ以前にも互いに「ダーリン」「ハニー」と呼び合ってたりはしていたが)。ヴァッシュによれば、当人は全く自覚していないが、実はかなり勘がいいようだ。 メインキャラの中ではアニメと原作で最も容姿に差異が見られる。アニメでは濃い栗色の髪を背中まで伸ばし、身に着けたインバネスコートも細かい配色が施されていたが、これは同じ金髪であるヴァッシュとの違いを出す為や4人並んだ時の画面栄えに考慮していると思われる。原作では金髪にブルーアイ、髪はマキシマム以降は肩までの長さで外はねするスタイルになっている。無印ではアニメとデザインはほぼ同じでクリーム色と茶色を基調とした配色のインバネスコート、マキシマム以降は真ん中に十字の飾りがついた緑色の前開きコート(ケープは黒)を着用している。 ニコラス・D・ウルフウッド 声:速水奨 関西弁(?)を喋り、巨大な十字架を抱えて各地を放浪する巡回牧師。口数と冗談が多い「馴れ馴れしいほどに親しみ易い」男。バイクの故障で行き倒れ寸前の所をジェネオラ・ロックに向かっていたヴァッシュが発見、そのまま彼と同行する。表向きの職業故に、パニッシャー(後述)の他にも聖書やロザリオといった小道具も持つが、本人はあまり神を信じてはいないらしい。 かつて暗殺者集団ミカエルの眼(アニメ版では登場しない)で戦闘訓練と生体機能強化手術を受け、冷凍食品 の領域を超えた戦闘能力を持ち、その結果、マスターCから「異常なまでの戦闘センスを持つ」と言われている。商売道具である十字架もカバーを外せば、ミカエルの眼が生み出した最強の個人兵装である十字架型の重兵器「パニッシャー」となり、これと愛用の拳銃を駆使してヴァッシュを超える戦闘能力を見せる。通常火器の火力のみならヴァッシュを凌ぐガンマンである。ちなみに原作では生体機能強化手術の影響から、肉体の成長が常人より早くなる体質となっていることが語られている。そのため風貌は20代後半 - 30代前半程度だが、実年齢はかなり若いらしい(孤児院からミカエルの眼に連れられてから現在に至るまでの年月と当時の姿を考慮すると、10代後半から20歳の間程度と推測される)。 情に篤いが、冷徹な判断を下すリアリストで、誰が敵であれ必要なら「心臓に二発、頭に二発、祈りながら引き金を引く」世界に生きてきた。しかしヴァッシュの「全ての命を尊ぶ」という姿勢に触れ、「無いものねだりのダダこね」と揶揄しながらも、自身も殺しを嫌っている部分もあることから次第に感化されて、またヴァッシュが鬱陶しいほどに酷く殺しを悲しむこともあって、軽くあしらえる極端に弱い相手(それでも作中世界では凶悪犯罪者)に対しては急所を外して撃っていた。 フィフス・ムーン事件の後、行方をくらましていたヴァッシュを探し出して、(後述する)素性と真意を隠したまま同行するが、ヴァッシュと触れ合う内に自らの進むべき道に迷うようになる。 アニメ版では、彼の師であるチャペル・ザ・エバーグリーンとの死闘で相手を殺さずに戦意を失わせることに満足して、その場を去ろうとするもレガートに操られたエバーグリーンと撃ち合いになり、致命傷を負う。最期は生への渇望を叫びながら、教会の中で独り息を引き取った。また、生体機能強化手術は受けていないので、肉体的には通常の人間である。 原作では故郷である孤児院の家族を守るため、ミカエルの眼からの刺客(かつての殺しの師マスターCと、その弟子となった同郷の士でもあるリヴィオ)に単身で挑み、リヴィオを忌まわしき過去の呪縛から解放。しかし、致死量の薬物投与による限界を超えた肉体再生能力の酷使から、その命を失うことになる。最期はやれること全てをやり尽くした満足感と、人殺しの怪物に変わり果てた自分を暖かく迎えてくれた故郷への歓喜を胸に抱き、ヴァッシュと末期の酒を交わしつつ、静かに息を引き取る。 幼少の頃に面倒を見ていた赤ん坊メイリーンと、外伝(マキシマム8巻収録「FREED BIRD」)で再会を果たす。その際に、昔自分が作ってやったものと同じ木彫りの鳥のペンダントを手渡される。回想シーンによると子供の頃から手先は器用だったらしい。 外見や関西弁らしき言葉遣い(アニメ版でも、関西弁を操れることもあって速水が起用された)などはロックバンド『ウルフルズ』のトータス松本をモデルにしている。余談だが、後日、松本がトヨタ・ヴォクシーのCMに起用された際には、そのネーミングもあってファンの間でかなり話題となった。 また、公式ではないがミドルネームのDは「ドコノクミノモンジャワレスマキニシテシズメタルカコラ」の略。由来は作者本人のサイトのBBS(現在は閉鎖)上にてファンに「どうせミドルネームなんて考えてないだろ」と指摘された作者自身が塩分 で作ったもの。 ミリオンズ・ナイヴズ 声:古澤徹 ヴァッシュの双子の兄。 人を一途に信じようとする弟とは逆に、プラントをひたすら搾取するだけの人類に憤り、人間達を星の寄生虫と断じてその全てを抹殺しようと企み、それゆえヴァッシュと対立する。ヴァッシュの左腕を切り落とした張本人でもある。 ヴァッシュと同じくプラントの自立種(インディペンデント)に当たり、またその力を巧みに操る術を知っているために人間の常識を超越した圧倒的な力を揮う。刃状に変化させた左腕を自在に操り、その力は大気圏外の人工衛星を切断したり、大都市を一瞬でバラバラにしてガレキの山に変えるほどである。これに加えて原作では他のプラント達と融合して、惑星そのものを滅ぼしかねない力を手にする。 元は(ある意味、幼年期のヴァッシュ以上に)「人間と自分達は共存できる」と信じていたが、原作において先に生まれていた(=ナイヴズ達の姉に当たる)自立種テスラ(後述)に人間が行なった仕打ちを知って、アニメ版では、人間の愚かしいまでの自分本意主義を目の当たりにして、人間に対して絶対的な憎悪と殺意を抱くようになり(人間に対する恐怖感?)、150年前に人類が砂の星に落ちる大墜落の原因を作った。 アニメではヴァッシュとの決着に敗れ、気を失っている所をヴァッシュが抱えて連れて帰る所で終わっている。 原作ではついにヴァッシュの説得に折れたが、お互いに「黒髪化」が極度に進行している上にヴァッシュが瀕死の状態になり、辺境の医者の親子にヴァッシュの保護・治療を懇願、その礼として最後の力を振り絞り「リンゴの樹」を創造し何処かへ消えた。 レガート・ブルーサマーズ 声:関俊彦 ナイヴズ直属にして腹心の部下であり、GUNG-HO-GUNS(ガンホーガンズ)のナンバーズとは一線を画す存在。 他者の身体を、その肉体の限界を超えて意のままに操る(たとえ複数であっても、また死体であっても)という特殊な能力を持つ。 原作では人間の脊髄に微細な金属糸を刺し、筋細胞へ微電流を流して横浜 一戸建て 技で、後に自力では動かせなくなった自分の体でさえ、その能力で完璧に操れるまでになっている。また、この技に抗えた者は作中ではいない。 加えて、物語終盤におけるヴァッシュとの戦闘では、受けた傷の縫合、人体の限界を完全に無視した脳内麻薬の操作、過剰な防衛反応を示すヴァッシュの「力」を見切るための結界としても利用している。 アニメにおいては、念動力と催眠術を合わせたような非接触の遠隔操作である。 狂信的な性格の持ち主で、いついかなる時もマンション 横浜 への忠誠心は揺るがない。 後述する過去の境遇ゆえに「世界」や「人間(自分を含めた)」というものに全く関心を示しておらず、ただナイヴズへの忠誠を示すことのみを唯一の存在意義としている。 ナイヴズがヴァッシュに執着することを快くは思っておらず、彼に対しては特に思い入れを持ち、執拗につけ狙う。 最初の接触で彼にコインケースを渡す。このときナイヴズはヴァッシュが引き起こした「ロスト・ジュライ事件」により身体が使い物にならなくなっており、ヴァッシュに接触したのは「ナイヴズの意向を無視した自発的な復讐」が目的であったと考えられる。 しかし、この行動がナイヴズの不快感を招き、復活したナイヴズに一蹴(身体を縦に押し潰される、という壮絶なもの)されてしまう。その為に『マキシマム』では長い間、自身の手足が使い物にならなくなっていた。 元はどこかの砦の有力者の奴隷として飼われていた。その状況から逃げ出すため砦の住人皆殺しを決意するも、当時は力が足りず未遂に終わる。罰として殺される直前にナイヴズによる大殺戮が起こるが、意図せずに自ら仕掛けてあった金属糸の間隙に救われ、生き延びる。その後、ナイヴズの絶対的な力に心酔して、彼の腹心になる。